涙道疾患|奥田眼科|学園前診療所|奈良市にある眼科

所在地
〒631-0036 奈良市学園北1丁目1-1-402 ル・シエル学園前4F
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0742-41-0026

涙道疾患

涙道疾患について

涙道疾患イメージ

涙は、涙腺から産生され眼表面を潤し、まぶたの内側にある涙点を通って、涙小管、総涙小管、涙嚢、鼻涙管を通り鼻内へと排出されます。涙点から鼻涙管までを涙道と呼びます。涙が鼻に抜ける道が細くなったり、詰まったりすると流涙症(りゅうるいしょう)、つまり涙目のようになります。放っておくと、膿が溜まり目頭が腫れることもありますので、少しでも症状がある場合は、早めに受診されることをお勧めします。

また、生まれつき涙道が詰まっていることもあります。10人中1人くらいの赤ちゃんは、生後2〜3週間経っても鼻涙管開口部は閉塞しており、流涙・眼脂を認めるようになります。生後1年以内に、自然治癒することが多いですのでご安心ください。生後6〜8ヶ月頃までは涙嚢部をマッサージしながら様子をみることが多く、症状が重い場合は希望に応じて開放術を行います。

涙道疾患の治療方法は主に、内視鏡カメラで涙道の詰まりを取りのぞき、チューブを留置します。その他に鼻内への流れ道を直接作る手術などもあります。

涙道疾患の原因

涙道疾患イメージ

流涙疾患の原因は「分泌性流涙」と「導涙性流涙」に大きく2つに分かれます。

分泌性流涙

目にゴミが入ったり、逆まつ毛や目を擦って傷ができたなどの、外的刺激があったり結膜炎や角膜炎、ドライアイなどが原因で涙が過剰に分泌される状態のことを言います。

導涙性流涙

目頭にある涙点から、鼻に通り抜ける排水管(涙道)が何らかの原因で詰まることによって、涙や目やにが、溜まってしまう状態のことを言います。導涙性流涙(涙道閉塞)は多くの場合が、原因不明で「中年以降の女性」に多い疾患とされています。

その他の原因

最近では、抗がん剤の一種である「TS-1内服薬」の副作用で涙道粘膜が障害され、詰まってしまうことが知られています。また、先天性鼻涙管閉塞という、生まれつき涙道が詰まっているお子さまもいます。

このような症状があればお気軽にご相談ください

  • 常に涙が出て止まらない
  • 常にウルウルと涙がにじんでいる
  • 涙で見えにくい
  • 悲しくもないのに涙がこぼれる
  • 目に風が当たると涙が大量に溢れてくる
  • まぶたから目がしらにかけて赤み、腫れなどがある

涙道日帰り手術

涙道チューブ挿入術

主な適応は涙道の狭窄あるいは軽度の閉塞の場合で、閉塞期間が短い場合がよい適応となります。

手術内容

局所麻酔後、涙道内視鏡を用いて、閉塞部を押し広げ、涙道チューブを約2ヶ月留置し、その後チューブを抜去します。所要時間は10分~15分程度です。
涙道の閉塞が非常に強い場合は再閉塞することがあります。

治療の流れ

1

問診

患者さまの過去の病歴や、現在の症状をしっかりとお伺いし、一人ひとりの患者さまに合わせた最適な治療をご提案いたします。

2

診察

通水検査などを行います。通水検査とは、涙道が正常に機能しているかどうかを調べる検査です。

3

治療方針の相談

診察結果を、患者さまに分かりやすくご説明させていただきます。奥田眼科では、患者さまにご納得いただいた上で治療を行いますので、少しでも不安なことなどあればお気軽にご相談ください。

4

涙堂チューブ挿入術による治療

上記、手術内容をご確認ください。

※涙道専門医による治療は「月1回の木曜日」に行なっております。

費用に関して


種類 3割負担の方 2割負担の方 1割負担の方
涙管チューブ挿入術(片眼) 約15,000円 約10,000円 約5,000円
涙小管形成術(片眼) 約54,000円 約36,000円 約18,000円
  • 税込価格となります
  • 費用の詳細は受診された際に詳しくお伝えさせていただきます