眼瞼下垂症|奥田眼科|学園前診療所|奈良市にある眼科

所在地
〒631-0036 奈良市学園北1丁目1-1-402 ル・シエル学園前4F
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0742-41-0026

眼瞼下垂症

眼瞼下垂症について

眼瞼下垂症イメージ

眼瞼下垂とは、上まぶたが垂れ下がった状態を言い、先天性と後天性に分けることができます。先天性は、まぶたを引っ張り上げる筋肉(眼瞼挙筋)が生まれつき発育異常のものです。後天性のものは、まぶたを引っ張り上げる腱膜に異常がある腱膜性、重症筋無力症など筋肉自体に異常がある筋原性、動眼神経麻痺など筋肉を支配する神経に異常がある神経原性に分けることができます。

眼瞼下垂の種類

先天性眼瞼下垂

先天性眼瞼下垂は、まぶたを上げ下げする筋肉である上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)自体の発達や、それを動かす神経の発達異常によるものと考えられていて、生まれつきまぶたが下がっている状態です。約80%が片側性です。ほとんどの場合視機能の障害を及ぼすことはなく、通常は手術を急ぐことはありませんが、まれに弱視や斜視の原因となったり、これらを合併している場合もありますので眼科での診察と経過観察が必要です。

後天性眼瞼下垂

後天性眼瞼下垂とは、もともとは普通にまぶたが開いていた人が、まぶたが下がってきた状態のことを言います。数年間かけて少しずつ下がってくる腱膜性(けんまくせい)の眼瞼下垂です。腱膜とは、まぶたを上げ下げする筋肉(上眼瞼挙筋)の末端部の腱のことであり、これが伸びたりゆるんだりしてしまうことによる、眼瞼下垂を腱膜性眼瞼下垂といいます。いわゆる「年をとって目が小さくなってきた」という加齢性の眼瞼下垂の場合が、最も多くみられます。

眼瞼下垂症の症状

このような症状があればお気軽にご相談ください

  • 若い頃に比べて上まぶたが垂れてきた
  • 目が開きづらい
  • 夜間はまぶたが重く感じる
  • 視野が狭くなってきた
  • 一重まぶたが二重になった
  • 年齢より老けて見える
  • 眉毛の下がくぼんできた
  • 物を見る時にあごを上げてしまう

上記のような症状がございましたら、お気軽にご相談ください。

どのような人がなり易いか

ハードコンタクトレンズを
長期使用している人

ハードコンタクトレンズを長期間使用している方は、眼瞼下垂になりやすいと言われています。

目をこする人

花粉症やアトピーなどで、目が痒くなったときに目をこする人はリスクが高いと言えます。まぶた越しに目をこすると、目を開ける筋肉である挙筋腱膜が痛みやすくなります。かゆみを抑えるために、目薬などを使用するなど、なるべくこすらないようにしてください。

いつもアイメイクする人

日常的にメイクを行うのは女性の方が多いと思いますが、アイメイクをしっかりする方は要注意です。眼瞼下垂は、女性は40歳ぐらいから始まり、男性で50歳ぐらいから症状が出ると言われています。女性は男性より10年早いタイミングで症状が出てしまいます。理由は、お化粧をすることで目に負担をかけてしまうからと考えられています。クレンジングの際は、力を入れずにメイクを落とすことが大切です。

当院の治療

眼瞼下垂症治療イメージ

検査について

MRD-1

腱膜性眼瞼下垂の診断は、下垂の程度を調べるため診察することが重要になります。一つ目はMRD-1(margin reflex distance-1の略)というもので、リラックスした状態で黒目の中心から、上まぶたの縁までの距離を測るものです。このMRD-1は瞼裂幅とも相関があるため、正面写真での評価でも代用可能です。写真で評価することで、術後どの程度眼の開きが改善したのか、どの程度眉毛が元の位置に戻ったのか分かるようになります。

挙筋機能の検査

眉毛の上を押さえて動かないようにした状態で、目がどのくらい開けられるかを計測します。眼瞼下垂が重度の場合は、治療で述べる挙筋前転術では改善しない場合があり、前頭筋吊り上げ術の適応になることがあります。また、眼だけで上方を見た状態での写真の評価を行います。これは主に挙筋腱膜がどのくらい緩んでいるのか、元の位置から外れているのかを調べます。術後の評価としても非常に重要な検査です。

治療について

眼瞼下垂予防トレーニング(眼瞼挙筋トレーニング)

  • 目を閉じて眉を下げることを意識し額の力を抜きます
  • 左右の眉毛が動かないよう額全体を手のひらで押さえる
  • 両目を限界まで大きく見開いて5秒キープする
  • ゆっくり目を閉じてリラックスする

この①〜④を1セットとし、1日に数回繰り返しましょう。習慣化することで、眼瞼挙筋の衰えを防ぐのに効果を発揮します。

眼瞼下垂症手術について(日帰り手術)

眼瞼下垂というのは、眼瞼挙筋腱膜の緩みと皮膚のたるみ、瞼の重みが原因となります。そして、人は歳をとると、まぶたの「ゆるみ・たるみ・おもみ」というのは悪化していきます。こうした状態になる前に、眼瞼下垂症手術を行うことで、挙筋腱膜の前転固定で”ゆるみ”を改善させ、皮膚切除で”たるみ”を取り、眼窩脂肪除去・眼輪筋切除で”おもみ”を改善させれば効果が期待できます。

早期に手術を行えば、たるむ皮膚を取り除き、ゆるむ腱膜の固定を行い、重い瞼の厚みを取り除くため、老けて変化するものがない状態とも言えるからです。眼瞼下垂症手術を行うと、加齢によって変化する要素の歯止めになります。もちろん、眼瞼下垂症手術を行うことで、老いという加齢の変化を完全に止めることは出来ませんが、手術を受けない場合よりも、圧倒的に老いのない状態を維持できます。

眼瞼下垂症手術の流れ

1

問診

患者さまの過去の病歴や、現在の症状をしっかりとお伺いし、一人ひとりの患者さまに合わせた最適な治療をご提案いたします。

2

診察

診察を行い、現在の症状などを確認いたします。

3

治療方針相談

診察結果を、患者さまに分かりやすくご説明させていただきます。奥田眼科では、患者さまにご納得いただいた上で治療を行いますので、少しでも不安なことなどあればお気軽にご相談ください。

4

眼瞼下垂手術

上記、手術内容をご確認ください。

手術時間

問題がなければ1~2時間で終了します。両眼同時に手術は可能です。術後の眼帯は当日のみです。手術後は1日数回の点眼をします。お風呂は翌日から可能です。

内反症手術(逆さまつ毛)

睫毛内反イメージ

睫毛内反(逆さまつ毛)について

まつ毛が内側を向いて、常に「逆まつ毛」のような状態になっていることを睫毛内反といいます。上下どちらのまつ毛にも起こる可能性があり、上下同時に起こる場合もあります。通常のまつ毛は、ある程度水平か前を向いて生えているため、黒目の部分に触れることはありません。しかし「睫毛乱生」といって、1本1本が違う方を向いていたり、ある部分だけが違う方を向いていたりすることがあります。また「睫毛重生」といって、まつ毛が何列も生えている場合にも、眼球に近い部分が内側を向くことがあります。

まつ毛が内側を向いていると、角膜に接触して障害が起こり、涙が出たりチクチクとした痛みを感じたりします。こうした症状を引き起こす状態を睫毛内反症といいます。

受診のタイミング

子どもの内反症(先天眼瞼内反症や睫毛内反症)は、成長につれて自然に治ることが多いため通常、学童期くらいまでは手術は行わずに様子をみます。角膜の傷や乱視によって弱視が心配される場合には、低年齢のうちに手術を行った方がよいことがありますので、角膜の状態や視力の確認のため、定期的な受診をお勧めします。

検査・診断について

睫毛内反症では、写真を撮影したり、まばたきする様子を観察したりして、角膜にまつ毛が当たっているかどうかを確認します。目にまつ毛が当たっていると考えられる場合、目の表面の傷を調べる検査を行い、傷の位置を確認します。一部の場所だけに傷がついているのであれば、そこに睫毛内反症が起こっていると考えます。

また、下のまつ毛が上を向いていることを明らかに目視できる場合などでも、診断をつけられることがあります。目に傷がついていることが分かれば、それがまつ毛による傷なのかどうかを見分ける必要があります。たとえば、目をうまく閉じられていなかったり、目が乾燥したりして傷がついている場合もあれば、まつ毛でこすられて傷がついている場合もあるからです。

治療について

皮膚切開法

睫毛内反症の治療方法は基本的に手術です。睫毛内反症はまつ毛の生える方向の問題なので、手術は皮膚を切開してまつ毛の向きを変えることを目的に行います。まぶたを開く筋膜と皮膚がくっついた状態をつくることで、睫毛内反症の改善を目指します。二重の線ができると、目を開けたときに皮膚が引っ張られてまつ毛が上を向くため、内反症が起こりにくくなるからです。
手術そのものにかかる時間は通常20分程度です。大人の場合は基本的に局所麻酔で日帰り手術を行います。小さなお子さまの場合は全身麻酔をかけるため入院が必要で、体への影響がなければ翌日以降に退院できます。幼少期の子どものまつ毛は細くてやわらかく、症状が軽い場合は経過観察を行うこともあります。

埋没縫合法

埋没縫合法は、皮膚の切開は最小限にして糸での固定を行います。処置室で実施できることが特徴ですが、糸が切れると元の状態に戻ってしまう可能性もあるため、症状が軽度の場合に行うことが多いです。

治療は保険内で実施可能

睫毛内反症の治療である皮膚切開法と縫合法は、どちらも保険内で受けることができます。受診時にかかる実際の費用は、術式、入院の有無、麻酔方法などによって異なります。お気軽にご相談ください。