涙道チューブ挿入術(涙道内視鏡を併用)
主な適応は涙道の狭窄あるいは軽度の閉塞の場合で、閉塞期間が短い場合がよい適応となります。
手術内容
局所麻酔後、涙道内視鏡を用いて、閉塞部を押し広げ、涙道チューブを約2ヶ月留置し、その後チューブを抜去します。所要時間は10分~15分程度です。涙道内視鏡および鼻内視鏡を用いることで、適切な部位を広げてチューブを挿入することが可能となりました。涙道の閉塞が非常に強い場合は次に紹介します別の手術が必要となります。
治療の流れ
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問診
患者さまの過去の病歴や、現在の症状をしっかりとお伺いし、一人ひとりの患者さまに合わせた最適な治療をご提案いたします。
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診察
通水検査などを行います。通水検査とは、涙道が正常に機能しているかどうかを調べる検査です。
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治療方針の相談
診察結果を、患者さまに分かりやすくご説明させていただきます。奥田眼科では、患者さまにご納得いただいた上で治療を行いますので、少しでも不安なことなどあればお気軽にご相談ください。
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涙堂チューブ挿入術による治療
上記、手術内容をご確認ください。
※涙道専門医による治療は「月1週目の木曜日」に行なっております。
涙嚢鼻腔吻合術(るいのうびくうふんごうじゅつ):DCR
主な適応は、涙道チューブを抜去した後に再閉塞した場合や、鼻涙管の閉塞していた期間が長く、強度な閉塞がある場合や、閉塞により涙嚢炎を繰り返している場合は、本手術の適応となります。
手術内容
局所麻酔で、涙嚢から鼻内へ新しくバイパスとなる道を作ります。皮膚を切開するもの(鼻外法)と、皮膚を切らずに鼻の内視鏡で行うもの(鼻内法)があります。鼻外法は、目頭の下に皮膚のしわに沿って約2cm切開します。1週間後に抜糸します。鼻内法では、皮膚は切る必要はなく、鼻の中から内視鏡で手術します。所要時間は、鼻外法で1時間、鼻内法で30分ほどで終わります。
治療の流れ
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問診
患者さまの過去の病歴や、現在の症状をしっかりとお伺いし、一人ひとりの患者さまに合わせた最適な治療をご提案いたします。
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診察
通水検査、細隙灯顕微鏡検査などを行います。細隙灯顕微鏡検査とは、細隙灯という細い光の当たった部分を、顕微鏡で拡大して確認する検査となります。眼球の各組織を細かく見ることができるので、治療を行うためにはとても必要な検査となります。
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治療方針の相談
診察結果を、患者さまに分かりやすくご説明させていただきます。奥田眼科では、患者さまにご納得いただいた上で治療を行いますので、少しでも不安なことなどあればお気軽にご相談ください。
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涙嚢鼻腔吻合術による治療
上記、手術内容をご確認ください。
※基本的には日帰り手術となりますが、場合によっては入院いただく場合もございます。