ドライアイ|奥田眼科|学園前診療所|奈良市にある眼科

所在地
〒631-0036 奈良市学園北1丁目1-1-402 ル・シエル学園前4F
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ドライアイ

ドライアイについて

ドライアイイメージ

ドライアイは、日本での患者数が2,200万人に及ぶと指摘されているほど、近年増え続けている疾患です。眼は涙によって乾燥から守られています。しかし、ドライアイは涙の量の不足や涙の質のバランスが崩れていることで、眼の表面に涙が均等に行きわたらなくなる眼疾患です。

眼の表面を守る涙がなくなると、ちょっとした刺激で眼が傷付きやすくなります。また、加齢によって涙の量や質は変化しますので、以前は高齢者の方がドライアになりやすかったですが、近年はエアコンやパソコン、スマートフォン、コンタクトレンズもドライアイを引き起こす大きな要因であり、子どもを含めた幅広い層の発症が増えています。

涙の役割

涙は、眼の表面を潤して乾燥から守ったり、酸素や栄養素を隅々まで届けたり、小さなゴミなどの異物や老廃物を洗い流す役割を担っています。ドライアイは涙が蒸発しやすく、眼の表面の涙が不足して細胞を傷付けてしまいます。涙は、まばたきによって分泌が促され、まばたきは涙を均等に行きわたらせるためにも不可欠です。そのため、まばたきの回数が減ることもドライアイの原因になります。

ドライアイの症状

  • 目が疲れやすい
  • 目がショボショボ、ゴロゴロする
  • 目が重たいと感じることが多い
  • 目が乾いた感じがする
  • ものがかすんで見える
  • 光がまぶしく感じやすい
  • わけもなく涙が出ることがある
  • 目が痛む
  • 目が赤くなりやすい
  • 白っぽい目やにがでる

上記のような症状がございましたら、お気軽にご相談ください。

ドライアイの原因

ドライアイの原因イメージ

「最近、よく目が疲れる…」もしかすると、それはドライアイかも知れません。パソコンやテレビ、携帯電話の画面などを見続ける生活により、知らず知らずのうちに目を酷使しています。その結果、目が疲れやすい、あるいは何となく目に不快を感じるという人が増えています。ドライアイは、涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化したりする病気であり、目の表面に傷を伴うことがあります。ドライアイが進行すると、視力低下や痛み、角膜上皮剥離を発症してしまうこともあります。

このような方はドライアイになりやすいです

コンタクトレンズを
使用している方

コンタクトレンズを使用している方は、使用されていない方に比べて目が乾燥しやすい状態にあります。目がゴロゴロする、充血するなどの症状が出る方は、ドライアイの可能性があります。

パソコンを長時間使う方

仕事で毎日パソコンを長時間使う方、特に細かい数字や文字を扱う等、精神を集中することが多い仕事をなさる方は要注意です。ネットゲームで画面を凝視している方も注意が必要です。

エアコンを長時間利用する方

空調が効いたオフィスで一日中仕事をなさる方、家庭で無防備に空調の風を顔にあてている方は要注意です。目はすぐ乾いてしまうためドライアイになりやすいです。

半年以内に
屈折矯正手術をした方

屈折矯正手術は、レーザーで角膜を削って視力を向上させる手術。ほとんど場合、一時的に知覚低下が生じて、合併症として術後3~6ヶ月程度ドライアイになります。ほとんどの場合、一定期間が経過すれば改善されますが、中には長期に渡ってドライアイが改善されない場合もあります。

夜更かしする方

残業や飲み会、深夜のネットサーフィンや電話で睡眠不足の方、夕方や夜になると目の調子が悪くなる方はドライアイの可能性があります。

花粉症の方

花粉症になると目がかゆくなったり、充血したり、涙が出るなどの症状がでますが、これらの症状はドライアイでもみられます。ドライアイと花粉症は似たような目の症状があり、ふたつの病気が合併していることもあります。

運転をよくする方

タクシーやバス、トラックなど長時間運転する職業の方、仕事で車を使うことの多い営業職の方、ドライブが趣味の方、運転中に目に不調を感じるようならドライアイかもしれません。

ご高齢の方

年をとると私たちの身体にはさまざまな老化現象が現れ、目も例外ではありません。年齢を重ねるごとに涙をつくる涙腺の分泌機能が低下し、分泌する涙の量が減ることが知られています。

当院の治療

点眼薬

粘性を持ち水分を保つヒアルロン酸点眼薬や、涙を分泌させる働きを促すジクアホソルナトリウム点眼薬や、レバミピド点眼薬処方による治療を行っています。この点眼によって水分を補給するだけでなく、眼の表面に涙や目薬を長く保てるようになるため、表面の傷修復も促進されます。

涙点プラグ

点眼薬で症状の十分な改善がない場合には、涙の排出口を閉じる涙点プラグや液体コラーゲンプラグを使用した治療を行います。排出口の涙点にプラグを挿入して閉じ、眼の表面に涙を溜めることで症状を改善させます。点眼麻酔をした上でプラグを挿入します。専用の器具を用いた挿入により、痛みもありません。また、治療に要する時間は5分程度です。液体コラーゲンプラグの場合は、施術後、10〜15分程度ベッドでお休みいただきます。

費用に関して

費用に関しては、診察させていただいた際に詳しくお伝えいたします。お気軽にご相談ください。

ドライアイの対策

ドライアイの対策としては、まばたきの回数を意識的に増やすようにしてください。人間は集中した際に、まばたきの回数が大幅に減ってしまいます。そのため、パソコンやスマートフォンを使っているときには、特にまばたきを増やすよう心がけてください。
また、エアコンは室内の空気を乾燥させてドライアイの症状を起こしやすくします。直接、エアコンの風が当たらないようにしたり、卓上加湿器を設置したりするなどで、乾燥をできるだけ解消させてください。また、目薬は防腐剤の入っていない人工涙液であれば、気になった時に何度か点眼しても問題ありません。